人生は儚く美しい~『鬼滅の刃 無限列車編』を観て~
こんにちは。YUKI(@freedom_0117)です。
今回は今最も話題となっている『鬼滅の刃 無限列車編』を観覧してきたのでその感想を書いていきたいと思います。
1.まず、『鬼滅の刃』って??
人を食らう鬼と、鬼と戦う剣士たちの物語
本作品は、大正時代を舞台に、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎(かまど たんじろう)が、唯一生き残ったが鬼に変えられてしまった妹を人間に戻すため、鬼と戦う姿を描いています。
炭治郎は炭焼き小屋を営む父・炭十郎(たんじゅうろう)と母・葵枝(きえ)の間に生まれました。6人兄弟の長男で弟妹からは慕われており、父が病死して以降は一家の中心として竈門家を支えていました。住んでいる山の麓の村人たちからも好かれており、礼儀正しく、頼み事も快く引き受ける好青年ですが、頑固すぎるところがまた心を掴まれます。笑
炭治郎は決して裕福ではありませんでしたが、幸せに暮らしていました。
そんな中、炭治郎が炭を売りに町へ出ている間に竈門家を鬼が襲ったのです。妹の禰豆子(ねずこ)は鬼になってしまい、炭治郎が混乱しているところに鬼殺隊の冨岡義勇が現れます。義勇との出会いから妹の禰豆子を人間に戻すための炭治郎の物語が動き始めます。
※鬼殺隊…人喰い鬼を狩る力を持った剣士、そしてその剣士を支える者達が集まった政府非公認の組織。歴史は1000年以上も前にも遡り、現在の構成人員は数百名を超える。
2.主要な登場人物
竈門炭治郎(かまど たんじろう)
『鬼滅の刃』の主人公です。
生真面目、努力家という言葉がよく似合います。優しく親しみやすい好青年です。
家業の炭焼きに勤しみながら、沢山の兄弟を養っていました。しかし、ある日仕事から帰った炭治郎は、鬼に惨殺された家族を発見します。生き残った妹の禰豆子も鬼となってしまっていたのです。
禰豆子を人間に戻すため、炭治郎は鬼殺隊の道を歩み始めるのでした。
竈門禰豆子(かまどねずこ)
主人公、竈門炭治郎の妹です。
家族思いの優しい女の子で、竈門家の長女です。兄弟の面倒を見ながら生活を送tっていました。
ある日、炭治郎の帰りを待つ禰豆子たちの元に、鬼の始祖、鬼舞辻無惨が襲来し、家族は皆殺しにされてしまいます。
瀕死の禰豆子は無惨に血を与えられ、鬼と化したものの、強い自我をもって、炭治郎の捕食を踏みとどまります。人間を喰うことのない、前代未聞の鬼である。
我妻善逸(あがつま ぜんいつ)
竈門炭治郎と同時に選別試験を突破し、鬼殺隊に入隊した青年です。
気弱で自分に自信がなく、常に自虐的な発言を繰り返しています。
また、女好きで惚れやすく、優しくされると勘違いし、初対面であっても即座に求婚してしまう一面もあります。鬼殺隊入隊の理由も、女性に騙されて借金を背負い、「育手」に助けてもらったことがきっかけでした。
一見頼りなく見えるが、その心根は優しく、仲間想いである。
※育手…鬼殺隊の剣士を育て上げる人物は「育て」と呼ばれます。師匠のような存在と言えます。
嘴平伊之助(はしびら いのすけ)
猪に育てられた青年です。
その性格は荒々しく、好戦的です。
よく「猪突猛進」と口にし、その言葉通りいつも感情のままにがむしゃらに突っ走ります。
炭治郎と同じく鬼殺隊選別試験に参加しています。
選別に参加した理由は、「力比べするのが生き甲斐だから」とのことです。
そのため、力比べができるのであれば、相手は敵味方を問いません。
山での生活が長かったため、精神年齢が低く、一般常識に欠ける伊之助ですが、炭治郎達と過ごす中で、少しずつ成長を遂げていきます。真面目で抜けている伊之助の言動には思わずクスっとしてしまいます。
煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)
鬼殺隊の炎柱です。
その性格には裏表がなく、面倒見の良い兄貴分です。
常にカッと目を見開き、口元は笑みを崩しません。
声が大きく、彼の台詞の後には「!」がついています。
人目を気にせず「うまい!」と叫びながら食事をしたり、人の話を遮るなど、我が道を行く一面も。しかし、戦闘においてその実力は圧倒的で、多くの柱に信頼される実力者です。
深い世界観に魅了される人多数
『鬼滅の刃』が多くの人に愛される作品になった理由は様々です。
作品の魅力をあえて一つ取り上げるならば、”せつなさ“がキーワードと言えます。
作品の随所で人の生死と運命を正面から描き、生きることのせつなさを訴えてくるのです。歴史的な美しい街並みはもちろん、登場人物の喜び、幸せ、葛藤が非常に丁寧に描かれていることにより、すべてに作者の感情が通っています。
それはたった一度の登場である者や鬼たちでも同様です。すべてのものは、それぞれの人生を生き、やがて死んでいきます。それを事細かに描いているのです。すなわち、作者・吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さんの作品愛が全存在に注がれているのです。
生きるものに敬意・慈しみを持つ
まっすぐで優しく強い心を持った主人公・竈門炭治郎を通して、読者にこうした強いメッセージが送られているのです。
『悪でも、醜かったとしても、皆必死で生きている。やがては死ぬ運命としても、それまでは必死で生きている。その姿から決して目を逸らさず、直視せよ。』
時には強く、時には冷たい。愛に満ちています。それが読者に伝わってくるのです。
それを私は”せつなさ“と表現しました。
人によっては「強さ」であったり、「愛」と表現する人もいるでしょう。「あらゆるものに対する優しさ」であり、「死と向き合う残酷さ」でもあります。また、「耐えること」ととらえることもできるでしょう。様々な想いが混じり合い、読者に訴えかけているように感じます。
3.単行本の売り上げは〇〇〇〇部!?
実際の数字を指標として見てみましょう。
漫画『鬼滅の刃』累計発行部数(売上)…4,000万部 ※2020年3月時点
アニメ『鬼滅の刃』円盤売上…約160,000枚
正直規模がすごすぎてよくわかりません。とにかく売れています!!!
また、10月16日(金)に公開されたアニメ劇場版『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の最新の興行収入は、初日から17日間(11月1日まで)の興行収入が157億9936万5450円、動員数が観客動員1189万1254人を記録しました。歴代興行収入ランキング(邦画と洋画含む)では、『アバター』(2009年)の約156億円を超え、10位にランクインしています。(興行通信社調べ)
漫画、アニメ、劇場版など様々な形で記録は伸び続けるでしょう。
4.劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』がヤバい!
早速ですが、物語はとある列車のなかで展開していきます。
主人公の竈門炭治郎(かまど たんじろう)、我妻善逸(あがつま ぜんいつ)、嘴平伊之助(はしびら いのすけ)の3人は、新たに与えられた任務である無限列車にて炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)と合流し、調査をします。
そして、列車に潜む下弦の壱・魘夢(えんむ)との激闘を繰り広げます。
劇場版では炭治郎、善逸、伊之助はもちろんですが、何といってもやはり煉獄さんのアクションシーンや発する言葉の節々に心振るわされる作品になっています。
アニメ作品もそうですが、「ufotable」が担当しているアニメーションや作画は本当に素晴らしいです。夕暮れや夜明けの空の描き方、現実世界と遜色ないキャラクターの立ち振る舞いなど、初めて見る方は思わず圧倒されてしまうでしょう。
5.まとめ
『鬼滅の刃』とは?
人を食らう鬼と、その鬼と戦う剣士たちの物語です。大正時代を舞台に主人公・竈門炭治郎(かまど たんじろう)が、鬼に変えられてしまった妹を人間に戻すため、鬼と戦う姿が描かれています。
作品はどのくらい人気?
10月16日(金)に公開されたアニメ劇場版『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の最新の興行収入は、初日から17日間(11月1日まで)で157億9936万5450円。観客動員数は1189万1254人を記録。
劇場版の見所とは?
無限列車編のストーリーはもちろん、「ufotable」が製作するアニメーション、作画の躍動感・世界観にも注目。涙なしには観られません!