東京リベンジャーズで変わることの勇気と素晴らしさを学んだんです
こんにちは。YUKI(@freedom_0117)です。
今回もヤバいアニメを見つけてしまいました…!!!
今回は漫画『東京リベンジャーズ』についてご紹介したいと思います。
はじめに
みなさんは東京リベンジャーズという作品をご存じでしょうか?
『東京リベンジャーズ』(とうきょうリベンジャーズ)とは、和久井健さんによる日本の漫画です。『週刊少年マガジン』(講談社)にて2017年13号から連載中です。
不良だった主人公が中学時代へのタイムリープ能力に目覚めたことをきっかけに、かつての恋人が殺害される運命を変えるべく元凶となる暴走族チームで成り上がる姿を描いたサスペンス作品です。ヤンキー漫画の要素に加えてSF漫画やアクション漫画の要素が合わさった作風が特徴です。第44回講談社漫画賞少年部門受賞作。2021年6月時点で単行本の累計発行部数は2000万部を突破しています。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
『東京リベンジャーズ』の世界
本作の主人公は花垣武道(タケミチ)。本作は人生を逃げ続けて生きてきた26歳の彼は、自分の全盛期だった中学の時の恋人の現代での死を回避するため、タイムリープを繰り返し過去を変えていく物語です。
見どころは主人公タケミチの成長。過去を変える事で未来が変わる所。
現代ではタケミチとタイムリープのトリガーであるナオトが、恋人であるヒナが死ぬ因果を見つけ、過去を改変するのですが、良い方向には進まない…。
最悪の未来になってしまうこともあったりと、泣き虫な主人公タケミチが歯を食いしばり困難に立ち向かう姿には何度胸が熱くなります。
シンプルに各キャラクターの考え方・生き方がかっこいいのも見所ですね。キャラデザインも最高。(主要キャラはほとんどが中学生なのに、「大人すぎるやろ…。」と思わず関心してしまうシーンが盛りだくさんです。)
それでは本作の主要キャラクターをご紹介していきたいと思います。
個性豊かで見所満載!『東京リベンジャーズ』のキャラクター紹介
花垣 武道(はながき たけみち)
本作の主人公。26歳の冴えないフリーターであり、たまたま見ていたニュースで中学時代の恋人だった橘 日向の死を知り、自らも電車のホームから落とされ命を狙われます。しかしホームから落ちかけた瞬間に12年前の過去にタイムリープ。それから現在と過去を行き来し、最愛の人・日向の運命を変えるため戦い続けます。
橘 日向(たちばな ひなた)
タケミチの中学時代の恋人。明るく真っすぐな性格を持つ普通の女性ですが、相手が不良集団のボスであっても決して譲らない、強い意志を持っている一面も。現代では東京卍會(とうきょうまんじかい)の抗争に巻き込まれて死亡しています。そんな彼女の運命を変えるために、タケミチの冒険は始まるのです。過去ではまだ中学時代の日向が生存しており、奮闘するタケミチの心の支えになっています。
橘 直人(たちばな なおと)
橘日向の弟で、現代では警察官。タケミチがタイムリープする前の現代では、姉と同じように死んでいました。しかし過去に戻ったタケミチの助言により命を救われ、姉の命を救うため、タイムリープに協力することになるのです。直人と握手をすることが、タケミチのタイムリープのトリガーになっています。
東京卍會 (とうきょうまんじかい)
佐野 万次郎(さの まんじろう)通称:マイキー
東京卍會の総長で創設メンバーの1人。身長は162cmと小柄ですが、「無敵のマイキー」と呼ばれるほど喧嘩に強く、どんな相手にも全く引かないカリスマ性を備えています。過去にタイムリープしたタケミチと出会い、なぜか彼のことを気に入り、親しくするように。マイキーは日向の死の運命を変えるキーマンであるとタケミチは考えています。
龍宮寺 堅(りゅうぐうじ けん)通称:ドラケン
東京卍會の副総長で創設メンバーの1人。こめかみに入った龍の刺青と金髪が特徴的な、マイキーの相棒です。ヤンキーらしく勝気で血の気の多い一面がありますが、いつもは冷静で非常に落ち着きのある性格をしています。東京卍會の創設当初から、時折暴走してしまいがちなマイキーを止める役割を担っています。
場地 圭介(ばじ けいすけ)
東京卍會の壱番隊隊長で創設メンバーの1人。黒い長髪を持ち、戦闘時にはゴムで1つに結びます。マイキーとは幼馴染であり、彼からの信頼も厚い人物です。中学2年生の時に留年しています。稀咲の陰謀を阻むため芭流覇羅(ばるはら)に入って東京卍會と抗争を起こしますが、死亡してしまします。この事件は、後に「血のバレンタイン」と呼ばれるようになります。
松野 千冬(まつの ちふゆ)
東京卍會の壱番隊副隊長。過去に「男打羅(まんだら)」という暴走族グループに絡まれた際に、場地によって助けられました。以来、場地のことは心から尊敬しており、初めて敬語を使った相手も場地です。過去に戻ったタケミチの良き理解者であり、タイムリープのことを知る数少ない人物の1人です。場地の死後、壱番隊隊長にタケミチを指名します。
三ツ谷 隆(みつや たかし)
東京卍會の弐番隊隊長で創設メンバー。いつも冷静で頭も良く、頼りになるため、東京卍會ではメンバーの良き兄貴的存在として活躍しています。喧嘩ももちろん強いのですが、その裏で手先の器用さを活かし、裁縫を得意としています。
柴 八戒(しば はっかい)
東京卍會の弐番隊副隊長。隊長の三ツ谷のことを慕っており、自分の携帯の待ち受け画像にするほどです。敵対するグループである「黒龍(ブラックドラゴン)」の総長である柴大樹を兄に持ち、彼の暴力から姉の柚葉によって守られてきました。しかし本当のことを言えず「自分が柚葉を守っている」と嘘をついてしまいます。しかし、クリスマス決戦では、大樹に立ち向かうことになるのです。
林田 春樹(はやしだ はるき)通称:パーちん
東京卍會の参番隊隊長で創設メンバー。気性が荒く、無鉄砲なところがある人物です。しかし、その一方で仲間に対する想いは強く、仲間のピンチにはどんな強大な的に対しても立ち向かっていくような一面も持ち合わせています。親友の仇を討つため、愛美愛主(めびうす)総長の長内を刺して少年院に入ることになります。
林 良平(はやし りょうへい)通称:ぺーやん
東京卍會の参番隊副隊長。隊長であるパーちんの良き相棒であり、彼のことをフォローする場面もあります。彼自身も短気で頭を使うことは苦手であり、周りからは「ミジンコの頭」とも言われています。パーちんの逮捕に関して東京卍會に不満を持ち、一時期愛美愛主側につきますが、最終的にはマイキーと和解し東京卍會に戻りました。
河田 ナホヤ(かわた なほや)通称:スマイリー
東京卍會の肆番隊隊長。常に笑顔を絶やさない「スマイリー」と呼ばれる外見とは裏腹に、内心は非常に冷徹な人物です。喧嘩は強く、誰にでも向かっていく気持ちの強さを持ち、過去に「双悪(すごあく)」と呼ばれる暴走族の総長をしていた経歴も。現代では、弟のソウヤとともに「双悪」というラーメン屋を営んでいます。
河田 ソウヤ(かわた そうや)通称:アングリー
東京卍會の肆番隊副隊長。双子の兄であるソウヤと二人で、「目黒のツインデビル」と呼ばれています。兄ソウヤとは打って変わって常に怒った顔をしていますが、とても優しい性格を持った人物です。涙を流すと心のリミッターが外れ暴走状態になり、手の付けようがないほど喧嘩が強くなる特性も。
武藤 泰宏(むとう やすひろ)通称:ムーチョ
東京卍會の伍番隊隊長。恵まれた体格を持っていることから東京卍會の隊長の中では喧嘩が一番強く、「東卍(とーまん)の風紀委員」と呼ばれています。敵対するグループ「天竺」の創設メンバーであり、「S62」世代の一人。黒川イザナとは少年院に入っていた頃からの付き合いです。東京卍會を裏切り、天竺に合流して関東事変を起こします。
三途 春千夜(さんず はるちよ)
東京卍會の伍番隊副隊長。いつもマスクをつけていますが、これは口元にある2つの傷を隠すためです。ムーチョが東京卍會を脱退した際、他の伍番隊メンバーと一緒に彼も天竺に合流しました。関東事変の後は詳細不明となっています。しかし現代で発生していたグループ「梵天」で2番手に収まっていることが発覚します。
生き様を目に焼き付けろ!おすすめのシーン3選!
個性豊かなメンバーを紹介したので、ここではアニメのおすすめのシーンをご紹介します。
1.第2話.「Resist」、第3話「Resolve」より タケミチ vs キヨマサ
物語は主人公、タケミチが中学時代にタイムリープした所から大きく動き出します。
「これから他の学校の中2の連中へケンカを売りに行く」と言う当時の仲間たち。
乗り込んだ先で鉢合わせるのは東京卍會(とうきょうまんじかい)のメンバーである中学3年、当然勝てる訳もなくボコボコにされてしまうのでした。それからタケミチたちは清水将貴(しみずまさたか)、通称キヨマサ率いる集団の奴隷としての日々が始まります。
キヨマサは喧嘩賭博を主催し、お金を稼いでおり、タケミチたちもその賭博のファイターとして喧嘩を強いられるのでした。ある日のファイターとして選ばれたのは仲間のタクヤ。彼は喧嘩は強くなく、身体も弱かったんです。止めたくても、止められないメンバーたち。
このシーンは見ていて胸が苦しくなりました。
そしていよいよ始まろうとしたその時、
「ちょっと待った!!!」
タケミチが止めに入りました。
「もっとオモシレーもん見たいっしょ?」
タケミチはキヨマサに提案します
「王VS奴隷! タイマン買ってくれよ」
自分よりも圧倒的に強い人に立ち向かうこと。それは非常に勇気のいることだと思います。しかし、このシーンは強者に立ち向かうことへの恐怖以上に、タケミチの変わりたい、仲間を助けたい、そんな想いが上回った瞬間であることを表しています。本作品の見所の一つとしてタケミチの心情と行動の変化がありますが、このエピソードはそんな変化の第一歩であると言えます。
2.第6話.「Regret」より アッくんとタケミチ
個人的にお気に入りのシーンです。
タケミチとアッくんと二人乗りをしながら会話するシーン。このシーンでタケミチはアッくんに将来の夢を聞いています。
アッくんは答えます。
「美容師とか?」
タケミチも言います。
「ゼッテェなれよ?…ゼッテェなれる!!!」
アッくんが驚くくらいに大声で声をかけるタケミチには理由があります(詳しくは本編を見てほしいですね)。
真っすぐな性格であるタケミチが友人を応援する何気ないシーンでしたがとても好きなシーンです。
3.第7話.「Revive」より 人を思う"心(こころ)"
東京リベンジャーズに登場するキャラクターの中でも一際存在感を放っている“ドラケン”こと龍宮寺堅に関するワンシーンです。暴力団、ヤンキーといった類の人たちは血の気が多く、すぐケンカする印象を持たれがちです。もちろんケンカをするシーンがあるのも本作品の見所の一つです。しかし、今回はドラケンのとにかく冷静沈着、視野の広さが分かるワンシーンをご紹介させてください。
ドラケンをひとことで言い表すならば、「間違いを間違いと言える男」です。
それは皆が恐れるマイキーに対してもです。マイキーが道を外れようとする度に正してきたドラケン。優秀な右腕であり、マイキーの「心」でもあります。ドラケンが死んだ12年後の未来ではマイキーは暴走し、東京卍會が凶悪犯罪集団になってしまっています。それを阻止するために、タケミチはドラケンの死を防ごうと駆け回るのです。
ドラケンは「冷静で視野が広い」「間違いを間違いとはっきり言える」「素直にお礼が言える」という、まっすぐに行動できる人ならではの要素を全て持っている上に、これらの行動は全て仲間のためでもあります。そんな筋を通す彼の生き様に勇気をもらった読者は非常にたくさんいると思います(私もその一人です)。
そんな数々の筋を通す姿を見せてきたドラケンのシーンでも、東京卍會の創設メンバーの一人である“パーちん”こと林田春樹の親友の彼女を見舞いに行ったシーンは特に印象的です。
彼女の父親から「クズども」「虫ケラ」などと罵声を浴びせらているにも関わらず、頭を下げ続けるドラケン。同行したマイキーは、「頭なんて下げんなよ」と反抗しますが、マイキーにも無理やり頭を下げさせ、「全部俺らの責任です」と謝罪を続けるのです。さらに罵声を浴びせてくる父親に対して、マイキーは「は!?」と反応するが、ドラケンはこう言います。
「下げる頭持ってなくてもいい 人を想う“心”は持て」
ドラケンのこの言葉に深く考えさせられました。行動するというのは"ただやる"だけでは意味がない、心、すなわち誠意が伴って初めて行動は人に伝わるのではないかと。人を想う心を人一倍持っているドラケンだからこそ自然に出た行動であり、言葉なのだと思います。
自分の言動を見つめ直したい、そんな時に見返したいシーンです。
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
『東京リベンジャーズ』という作品は、キーワードの一つに「変わる」ことがあげられます。
それは自分自身が分かるという単純なことではなく、周囲に良い影響を与えるほど強烈に、劇的に変わろうとしなければ未来は変えられません。また、きっかけを与えられた周囲の人たち自身も同様に痛みを伴いながら変化を試みる必要があると思います。苦痛、怒り、悲しみ、そんな負の様々な感情を受け止めながら、そして周囲の仲間に支えられながら、あらゆることに変化を及ぼしていく主人公タケミチの姿にはとても胸を打たれます。
ぜひ皆さんも東京リベンジャーズを見て頂けると嬉しいです。